ヘビのいない場所 02 ニュージーランド

アイスランド編の記事で、島の成立過程には2種類あると書きました。
すなわち、大陸島と海洋島です。
大陸島はもともと大陸の一部だった島、海洋島は一度も大陸とつながったことがない島、と書きました。
ヘビがいないのは海洋島のほうである、とも。
ええ、書きましたとも。

さっそく、ごめんなさい!

実はこれから紹介するニュージーランドはれっきとした大陸島なのです。
でも、おかしいですよね。
もともと大陸の一部だったとしたら、ヘビが生息している可能性は高いはずです。
実際おとなりのオーストラリアは「毒ヘビ王国」と呼ばれるほど、危険なヘビがうじゃうじゃいるそうです。(絶対行きたくないですね!)
では、なぜニュージーランドにはいないのでしょう?

ここからが「ヘビのいない場所さがし」の真骨頂であります。
ヘビのいない島がすべてアイスランドのような火山島だったら、それはそれで面白味がないでしょう。
そう、人間もそれぞれ個性があるから面白いわけです。
男性や女性、そして、男性のような女性や、女性のような男性もいます。
みんな違って、みんないい。
島も同じです。
大陸島や海洋島があるならば、海洋島のような大陸島だってあるのです。

今回は、そんな個性派の島国、ニュージーランドの魅力に迫っていきましょう。